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 カラスに卵を襲われて繁殖に失敗した鳴門市のコウノトリのペアが9日、そろって巣に姿を現した。4日から巣に寄りついていなかったメスは、オスに体を密着させたり巣作りをしたり。「仲直り」にも見える行動に、地元では新たな産卵への期待が広がっている。

 観察をしていた人々によると、9日午前9時ごろ、オスがいた巣にメスが戻ってきた。オスが枯れ草のような巣材をくわえて飛ぶ姿も見られた。コウノトリ定着推進連絡協議会の調査チームで観察する浅野由美子さん(42)は、「とりあえず一安心。メスには餌を食べて体力をつけてもらい、次の産卵につながれば」と話していた。(中村律)