[PR]

 今後の政局を占う12日間の選挙戦が始まった。衆院北海道5区は自民新顔と「野党統一候補」の一騎打ちの様相。安全保障関連法、環太平洋経済連携協定(TPP)、アベノミクス。安倍政権の政策をめぐって論戦が続く。

 北海道5区では、自民公認の和田義明氏(44)=公明など推薦=が札幌市内の事務所前で第一声をあげた。自公の幹部が並ぶ中、「北海道、日本をよりよいところにするために働かせてほしい」と訴えた。

 昨年死去した町村信孝・前衆院議長の次女の夫。公開討論会などで、アベノミクスの推進を訴え、環太平洋経済連携協定(TPP)について「攻めの姿勢で活用することが大事」と主張している。

 通勤途中に足を止めた調理師山谷正樹さん(53)は、父が元海上自衛官、弟が現職の自衛官。安全保障関連法が気になるといい「選挙では日本の安全保障のあり方をしっかり論議してほしい」と話した。

 無所属の池田真紀氏(43)=民進、共産、社民など推薦=は、江別市の商業施設前で演説した。「安保法もTPPも原発政策も、どこに市民の声が届いているのか。暴力や武力で平和はつくれない」と主張した。

 安保法制に反対する市民団体の後押しを受け、共産が立候補予定者を取り下げて野党共闘が実現した。「すべての子どもたちに教育を保障したい」と教育の充実も訴えた。

 江別市の主婦橋本恵子さん(62)は買い物に合わせて訴えを聞いた。「年を取ってきたので、医療が少しでも安く、住みやすい町をつくってもらいたい。言っていることを実行してくれる人がいい」と話した。

 北海道5区は北海道西部で、札幌市近郊の都市部から農業地帯までを含む選挙区。自衛隊の駐屯地や新千歳空港もある。(花野雄太、円山史)

こんなニュースも