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 結婚を望む男女の出会いを支援する鳥取県の「とっとり出会いサポートセンター」(通称えんトリー)のパンフレットに不適切な記述があったとして、県は13日、回収を決めた。「女性は元々受け身の性」などの表現に対し、県民から不適切ではないかとの指摘があったという。

 パンフはえんトリーの仕組みを紹介するもので、1枚の紙を五つ折りにし、各ページの下に「第一印象をよくするコツ」などのメモを載せた。そのうちの一つ「結婚相手に求める条件」で、男性が女性に求める条件として「癒やしや安らぎ」「男性をたててくれる」などの項目を挙げ、女性について「元々受け身の性で男性側から積極的に愛情表現やアプローチをされると次第に相手の事を好きになる傾向が男性よりも強いようです」と記した。

 委託先の県法人会連合会が作成し、2月中旬から県内の飲食店など約2千カ所に1万部を配布した。3月10日に県内の女性から「表現が不適切ではないか」と担当の県子育て応援課に電話があったという。

 同課はパンフの記述を点検しておらず、指摘があった部分を差し替えて改訂版を作ったが、「回収には手間がかかり、そこまでする必要はない」などとして旧版は回収しなかった。

 しかし、4月12日に報道機関の取材を受けたため、上司の子育て王国推進局長に報告。平井伸治知事が13日に旧版の回収を指示した。同日の定例会見で知事は「若干、戦前風と思う。女性は受け身の性であるとかはもってのほか」と批判した。(柳川迅)