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 数々の「放言」で批判を浴びながらも、米大統領選の共和党指名争いでトップを走るドナルド・トランプ氏。日米同盟の見直しを口にするなど、日本にとってもひとごとではない。どう受け止めればいいのか。

 「まさかこんな展開になるとは」。ある外務省幹部は、トランプ氏の躍進に焦りを募らせる。外務省では北米局が中心となり、トランプ氏のブレーンの身元や過去の言動などをリスト化。仮に「トランプ大統領」が誕生した場合、世界情勢にどんな影響をもたらすかについての解析を始めている。ところが、トランプ氏が発表した「外交ブレーン」の名前を見た別の幹部は「知らない人だらけ」。政権内からは「クリントン氏なら心配はないのに」との言葉も漏れる。

 豪華なホテルや高層ビルを手がけて「不動産王」となり、テレビの司会者として知名度を上げたトランプ氏。昨年6月に立候補を表明したが、外務省では「早晩、消えるだろう」と見立てていた。だが、「メキシコ国境に壁を」といった過激な発言は一部から批判を浴びつつ大受けし、指名争いでトップに躍り出た。

 発言の矛先は日本にも向けられる。日本の核保有について「悪いとは限らない」と語ったかと思えば、「米国は『世界の警察官』ではいられない」と述べ、日本側が在日米軍駐留経費の負担額を増やさない限り、在日米軍を撤退させる考えも示した。

 トランプ氏に批判的な人でも、…

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