[PR]

 熊本県内の食品スーパーなどの小売店では15日、地震の影響で一時的に休業する店舗が相次いだが、順次再開していった。ただ、県内を通る高速道の通行止めなどで一部の商品が品不足に陥っている。通常の品ぞろえに戻るには、もうしばらく時間がかかりそうだ。

 イオン熊本店が入るイオンモール熊本(熊本県嘉島町)は15日、全館休業した。天井の一部が崩落するなどの被害のためだ。入り口前に臨時売り場をつくり、食料品やカセットコンロ用ガスなどを販売。孫と一緒にお茶やカップラーメンなどを買った女性は「ほとんどの店が閉まっていたので助かった」とほっとしていた。

 同店とイオン宇城店(同県宇城市)では16日も店舗前での販売をするが、商品が売り切れ次第、終了するという。早く店内での営業再開をめざしている。

 マックスバリュ九州は同県内の13店舗を地震直後に閉めたが、安全が確認できた11店は15日中に営業を始めた。ただ、ミネラルウォーターやカップラーメンなどが足りなくなっている。高速道が通行止めで「入荷が間に合っていない」(広報)ためだ。「いつ品ぞろえが元に戻るかは見通せない」としている。

 被害の大きかった同県益城町を拠点に、県内で21店舗を展開するスーパー「ロッキー」は15日、全店舗で営業した。ただ、ここでも県外からの一部商品は入荷が遅れ気味だ。地元の生鮮品を扱う市場が休業し、週末以降は調達が厳しくなりそうだという。ガスが止まったため、弁当や総菜の販売ができなくなっている。

 熊本県内に33店舗を出すイズミ(広島市)は、5店舗で営業を見送った。熊本市南区の商業施設「ゆめタウンはません」は天井の一部がはがれ落ち、「しばらくは営業再開は難しそう」(広報)。ただ、商品は一部に遅れは出ているが届いているという。