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夫婦の姓・子どもの姓 海外の事情:上

 昨年の最高裁判決をめぐり高い関心を集めた夫婦別姓。その導入を盛り込んだ民法改正案の答申から今年、20年が経ちました。この間、海外では夫婦別姓が広がりました。家族の一体感は? 親と子の姓が違うと子どもがかわいそう? 日本で指摘される懸念を、海外の別姓家族の実情から探りました。

割れる世論、動かぬ国会

 「夫婦別姓が実現するのにこんなに長くかかっているのは残念」。4月13日、参院議員会館。民法改正を求め活動するNPO法人が開いた集会で、市民団体の代表らが次々発言した。国会議員12人を含め100人以上が参加した。

 昨年12月、最高裁は夫婦同姓規定を合憲と判断した。その理由として、「家族を構成する一員であることを対外的に示し」「子の立場として、いずれの親とも等しく氏を同じくすることによる利益を享受しやすい」と述べた。ただ、15人の裁判官のうち、3人いる女性全員を含む5人は、違憲だとする意見を述べた。

 夫婦が望めば別姓が選べる「選択的夫婦別姓」に対する世論は割れ、特に子どもへの影響を懸念する意見は多い。内閣府の2012年世論調査で、選択的夫婦別姓への法改正は「不要」36・4%、「かまわない」35・5%とほぼ同じ。一方、夫婦の姓が異なると子どもに影響があるかについては「ある」が67・1%、「ない」は28・4%だった。家族の一体感については「弱まる」が36・1%、「影響ない」が59・8%だった。

 法相の諮問機関「法制審議会」…

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