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 戦国時代に上田市室賀地区を拠点とした国衆・室賀氏の子孫、室賀本家(京都市)の家族らが18日、室賀地区に残る戦国時代の室賀氏の墓を訪ねた。墓参したのは15代目室賀正一さんの母・艶子さん(77)ら2人。艶子さんは「地元の人たちの優しい心に触れることができました。ふるさとはよいですね」と話した。

 戦国時代、室賀氏は真田氏など国衆らとともに武田や上杉、徳川、北条などの大勢力に囲まれ、戦乱の時代を生き抜いていた。しかし、1584年、大勢力と各国衆との連携関係が交錯する中、室賀家の当主・室賀正武が真田昌幸によって殺害され、室賀氏はこの地から脱出した。室賀本家は正武の弟満俊が継ぎ、江戸時代には旗本となり、子孫は幕府中枢などで活躍した。

 室賀氏の墓は江戸時代に地元住民が整備し、いまも大切に守られている。NHK大河ドラマ「真田丸」に登場した室賀正武の影響で、室賀氏の墓には全国から室賀ファンが訪れているという。

 艶子さんによると、室賀本家が戦国時代の祖先の墓を訪ねるのは初めてという。(鈴木基顕)