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 鳴門市でコウノトリの定着を目指す推進連絡協議会の第3回会合が20日あり、このほど繁殖に失敗したペアのうち、メスが19日に鳴門を離れて兵庫県姫路市に飛来した、と報告された。協議会の竹村昇会長は「今は見守るしかない。また戻ってくると期待している」と話している。

 県によると、兵庫県立コウノトリの郷(さと)公園(同県豊岡市)から20日午前、メスの発信機のデータをもとに連絡があった。19日午前9時は鳴門市瀬戸町で、午後3~6時には姫路市内で確認されたという。郷公園の担当者は取材に対し、「ペアがこのように離れることは、豊岡の例も含めて今までにない」と述べた。

 ペアは今月5日、卵をカラスに襲われて繁殖に失敗した。協議会の調査チームの報告では、原因として、餌を求めて巣に長時間戻らなかったメスを空腹のオスが攻撃し、正常に抱卵しなくなった可能性を挙げた。また、ペアとは別のメス1羽が10日ごろから巣に接近しているという。