[PR]

 中東イエメンの内戦終結に向けた国連の仲介による和平協議が21日、クウェートで始まった。18日に現地入りしたハディ暫定大統領派に続き、首都サヌアなどを占拠する反政府組織「フーシ」の代表団も21日までにクウェートに到着した。

 フーシは2014年に首都サヌアを占拠するなど勢力を伸長。南部アデンに逃れてフーシに対抗するハディ氏を支えるため、サウジアラビアやアラブ首長国連邦(UAE)などが15年3月にイエメンでの空爆を始めた。その後、両陣営はたびたび停戦に合意したが長続きせず、戦闘を再開して双方を非難する状態が続いてきた。

 今回の和平協議に先立ち両陣営は停戦に合意、4月11日午前0時に発効している。ただ南部タイズなどで散発的な戦闘が続いている模様だ。

 和平の条件としてハディ政権側が「フーシの首都からの撤退、武装解除」を掲げる一方、フーシ側は新たなイエメン政府への参加などを先に議論するよう求めている。国連などによると、イエメン内戦でこれまでに6300人以上が死亡。混乱に乗じて「イスラム国」(IS)や「アラビア半島のアルカイダ」(AQAP)などの過激派組織が台頭している。(ドバイ=渡辺淳基

こんなニュースも