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 震度7の激震が立て続けに襲った熊本県益城(ましき)町。住宅の半数が損壊し、死者も計21人に上る。阪神大震災級の本震から23日で1週間。避難所では7千人以上が眠れぬ夜を過ごす。建物だけでなく、住民の心にも深い傷が刻まれ、町を去る人もいる。

 町の中心部から東に数キロ。益城町平田の米満隆さん(79)は庭に置いた丸椅子に座り、傾いた母屋と押し潰された小屋を見つめていた。「もうぐちゃぐちゃで、どうしようもない」

 塀は崩れ落ち、自宅に通じる道路は、足がはまるほど深い亀裂が走る。14日夜の「前震」で、家具が倒れて屋内は住める状態でなくなり、翌日、敷地内の農作業小屋にシングルベッドを運び込み、妻京子さん(78)と移った。

 眠りについた数時間後の16日午前1時25分、再び激しい揺れに見舞われた。母屋は大きく傾き、車庫を兼ねた小屋はぐしゃりと潰れていた。「母屋にいなくて命拾いした」と話すが、潰れた小屋の中の車2台はまだ動かせないままだ。

 少しずつ片付けを始めていたが、21日の大雨で全て水浸しになった。力が抜けた。「80歳近いのに、どうしろと言うのか」

 町の中心部にある馬水地区。2…

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