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 岸田文雄外相は23日、今月広島市で開かれた主要7カ国(G7)外相会合を前に、米国のケリー国務長官に対して「決して米国に(原爆投下への)謝罪を求めているわけではない」と繰り返し伝え、広島平和記念公園への訪問を促していたことを明らかにした。北海道岩見沢市で行われた講演で語った。

 米国内で原爆投下を正当化する世論が根強いことに配慮し、謝罪要求ではないことを事前に伝えることで広島訪問への環境整備を図ったとみられる。また、岸田氏はケリー氏に「人類の悲劇を二度と起こしてはならない。核兵器を持つ米国にも理解してもらい、核兵器のない世界を作っていく思いを確認するために訪問してほしい」とも伝えていたという。

 G7外相会合では、核保有国である米英仏を含めた各国外相らがそろって平和記念公園内にある平和記念資料館(原爆資料館)を参観し、原爆死没者慰霊碑に献花した。さらに、ケリー氏の提案で原爆ドームにも足を運んだ。(安倍龍太郎)

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