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 佐久市の「のざわ商店街振興組合」(藤田吉孝理事長)は25日、商店街を流れる堂川に鯉(こい)21匹を放流した。商店街は「鯉料理が名物の佐久市で、鯉が泳ぐ姿を観光客に見てもらいたい」と話す。

 商店街の近くにある「ぴんころ地蔵」には健康長寿を願う観光客が年間約10万人訪れる。地元有志が2003年、「生きているときは元気で死ぬときは苦しまずに逝きたい」という「ぴんぴんころり」という言葉にあやかり建立した。門前には鯉料理の店もあるが、そばを流れる堂川に鯉はいなかった。そこで、市民有志でつくる「佐久の鯉人倶楽部(こいびとくらぶ)」の協力で鯉を放すことにした。

 この日は、近くの保育園の園児らも放流に参加。鯉に餌をやったりこいのぼりを作ったりした。商店街では今後、観光客にも餌やりを楽しんでもらうという。同倶楽部の水間正代表(73)は「観光客からは『佐久に来たのに川に鯉がいない』と言われてきた。これからは料理だけでなく、悠々と泳ぐ姿を楽しんでもらえれば」と話した。(桜庭泰彦)