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 IT業界では、このところVR、ARという言葉が飛び交っている。それぞれ仮想現実、拡張現実の略だ。大きなゴーグルのようなものを頭につけることで、そこに仮想空間が現れる。米コンサルティング会社によると、2020年にはVRとARの市場は計1200億ドル(約13兆3200億円)に成長するという。そして、市場を引っ張るのが日本や韓国になるとの見方もある。

お目見えしたMSの「ホロレンズ」

 3月30日、米マイクロソフト(MS)がサンフランシスコで開いた開発者向けイベント。これまでごく一部の開発者しか手にしたことがなかった拡張現実(AR)「ホロレンズ」の体験会に参加してみた。

 薄暗い部屋の中央舞台に先生役のMSのエンジニアが立ち、舞台を取り囲むようにパソコンのモニターが並んでいる。ここに座って、2人1組で3D映像を作る1時間あまりの「授業」だ。

 「よくできました。次に進みます」

 先生役のエンジニアが次の段階に進むたびに、歓声が上がる。

 実際のところは、たくさん並んだ設定を選んでただクリックしているだけなのだが、それだけで簡単な3D映像ができあがっていく。

 映像ができると、周囲の5人と一緒に遊んでみた。ホロレンズをつけると、5色あるアバターという「分身」が目の前に現れる。1人ずつ好きな色の分身を選ぶと、これが蜂のようにその人の肩の辺りを飛び回る。歩き回ると、アバターも向きを変えたり、ふわふわと上下したりしながらくっついてくる。

 一緒に参加したカナダ人のジャーナリストは「すごい、すごい」と連発しながら、部屋の中をうろうろと歩いたり、人のアバターを捕まえようとしたり。

 このアバターを使って、宙に浮く青く丸い天球のようなものを動かしたり攻撃したりするゲームだ。背景には現実の部屋が見えているのだが、熱中しているうちに周りの風景は忘れてしまう。指を宙に止め、クリックするように動かすと、青い天球を攻撃できる。天球が破壊されるとそこにぽっかりと大きな穴が開いた。穴は奥深く下に向かって深く落ち込んでいる。穴の奥行きは驚くほど鮮明だ。端から見たらなにもない場所で、5人で下をのぞき込んだ。

 VRがゲームの仮想の世界に入…

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