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 熊本県南阿蘇村長野地区で、20日に生まれたばかりの子牛が元気に跳び回っている。阿蘇地域などで多く飼育されるブランド牛「あか牛」を8頭飼育する藤本賢一さん(65)宅は応急危険度判定で赤紙、牛舎も傾いた。近所では牛舎が倒壊し、重傷を負った牛もいたという。避難所から毎日餌やりに自宅に戻っていた藤本さん。20日早朝、16日が予定日だった母牛さくらが、メスの子牛を産んでいた。藤本さんは「メスが生まれてうれしい。手元に置いて母牛として頑張ってほしい。こんな時に、せめてもの幸せ」と笑顔を見せた。(金子淳)