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 グーグルのサイトで名前などを検索すると過去の逮捕歴がわかるとして、九州地方に住む男性が米グーグルを相手取り、検索結果を消すように求めた訴訟の第1回口頭弁論が26日、福岡地裁であった。男性は更生を妨げられると訴えている。グーグルは請求棄却を求める答弁書を提出した。

 原告側弁護士によると、男性は数年前に性犯罪で逮捕され、罰金50万円の略式命令を受けた。その後、グーグルで検索すると、逮捕時の実名入りの記事などを転載した掲示板などが表示された。男性は「更生を妨げられない利益を侵害されており、人格権の侵害だ」などと主張している。

 同様の裁判をめぐっては、不正な診療行為での逮捕歴がわかるとして、現役歯科医が検索結果の削除を求めた仮処分申請に対し、東京地裁が昨年5月、表示を消すようグーグルに命じる仮処分決定を出した事例などがある。(張守男)