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 佐渡市で互いに自然界で生まれ育ったトキのペアのうち、4月28日に「自然界2世」のひな誕生が確認されたペアに、もう1羽のひなが誕生していることが分かった。環境省が30日発表した。「自然界2世」のひなは、初めて2羽の「きょうだい」になった。

 佐渡自然保護官事務所によるとペアは雄、雌ともに足輪がなく、年齢は不明。28日朝、ペアがひなにエサを与えている様子が確認され、1羽のひな誕生が確認されていた。30日にはビデオカメラの映像で2羽いることが確認された。ともにペアからエサをもらって食べている。

 トキは1日おきに卵を1個ずつ、4~5回産んでいく習性があり、「きょうだい」が増えていく可能性が高い。

 一方、日本で40年ぶりに自然界2世のひな誕生が確認されたものの、ひなが死亡した可能性が高い別のペアは、抱卵活動そのものを中止したことも分かった。(原裕司)