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 国際宇宙ステーション(ISS)に向けて6月に初飛行をする予定の大西卓哉宇宙飛行士(40)が5月31日、モスクワ郊外の訓練センター「星の町」で、共に宇宙に向かう米ロの宇宙飛行士と共に記者会見した。「日本らしい技術を武器にした、補給船や実験棟を使ったISSへの貢献の実績を受け継ぎ、さらに積み上げていきたい」と抱負を語った。

 大西飛行士は全日空(ANA)出身で、日本人初の民間航空機パイロット出身の宇宙飛行士となる。6月24日にロシアの宇宙船ソユーズで打ち上げられ、ISSに約4カ月滞在する。

 記者会見では、なめらかなロシア語で「子供のころから宇宙飛行士を夢見てきた。打ち上げを心待ちにしている。様々な実験や、補給船のキャッチなどの使命を果たし、無事に帰ってきたい」と語った。

 打ち上げ時のソユーズ船内には、無重力になったことを確認するために小さなおもちゃをぶら下げるのが慣例。今回は、大西飛行士が娘から託された愛用の小さな熊のぬいぐるみが使われる予定だ。大西飛行士は「娘は、自分の好きなぬいぐるみが宇宙に行くことを喜んでいます」と話した。(モスクワ=駒木明義