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 東京都の舛添要一知事の公用車の使い方について、共産党都議団は5月31日、2015年5月~16年3月に少なくとも4回、「政務」としての講演で、移動手段として公用車を使っていたと発表した。講演料はいずれも舛添氏が役員を務める株式会社「舛添政治経済研究所」に支払われていたという。都議団は「講演は自身の企業活動。公用車の使用は公私混同だ」と指摘し、1日から始まる都議会で追及する構えだ。

 都議団が情報公開請求で入手した約1年分の「知事週間日程予定表」や公用車の運転日誌を調べた。金沢市や福岡市、東京都内などで実施した4回の講演で、舛添氏は移動の際、羽田空港や講演先とみられる場所まで公用車を利用していた。都のルールでは、知事の公用車は「都政との関連性が高い」と知事が判断すると「政務」としても使えるという。

 一方、「公務」としての講演も2回あり、講演料はいずれも舛添政治経済研究所に支払われていた。都は「公務で知事が講演料を得ることについて法律で禁止している規定はない」とし、問題ないとの見解を示している。(伊藤あずさ)