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 病院現場から正しい食育本を――。大阪府立母子保健総合医療センター(和泉市)の医師や栄養士らが総掛かりでつくった食育レシピ本が9日から全国の書店で発売される。インターネットなどであふれる情報に迷いがちなお母さん向けに、医学的・栄養学的に正確な「教科書」を目指した。

 発売するのは「こどもの心と体の成長・発達によい食事」(発行元・金芳堂)。B5判カラー、125ページで、税別2千円。監修したセンターに所属する医師や栄養士ら25人が執筆陣に名を連ねる。

 妊娠初期にお勧めな「根菜ときのこの味噌(みそ)汁」や離乳初期の「りんごコンポート」、離乳後の「かぼちゃのヨーグルトサラダ」など、発育段階ごとに計約120品のレシピを紹介している。新生児の低体重と女性の「やせ」志向の関係、離乳食の進め方などを取り上げたコラムもある。

 今回の「妊娠期・乳児期」編に続き、7月には幼児期編、学童期・思春期編も発行し、子どもの成長を食の面から支える。センターの栄養管理室の西本裕紀子副室長は「育児書通りに進まない子育てへの母親の不安やストレスは大きい。医療関係者による正しい知識を広く知ってもらう必要があると考えた」とレシピ本をつくった狙いを説明する。

 発行を記念し12日から、本で紹介した「肉豆腐」などを使った栄養弁当を、府立急性期・総合医療センター(大阪市住吉区)内の売店で販売する。3種類で税別620円。