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 他県産の牛肉を「飛驒牛」と偽って販売するなどしたとして、岐阜県警は2日、岐阜県土岐市の精肉店「鳥正(とりしょう)」と、社長の松本英樹容疑者(52)を不正競争防止法違反(誤認惹起〈じゃっき〉)などの疑いで書類送検し、発表した。

 県警生活環境課によると、鳥正は昨年12月下旬、宮崎産牛肉をタタキに加工し、パッケージに「飛驒牛」と印刷したシールを貼り、愛知県の女性(69)に販売した疑いがある。国産食用牛の個体識別番号は表示しておらず、牛トレーサビリティー法違反の疑いでも送検した。100グラム400円で仕入れ、500グラムを3500円で売っていた。

 松本社長は「産地を偽装したのは間違いない。ばれないと思っていた」と容疑を認めているという。鳥正は「飛驒牛専門店」をうたっていたが、県警によると、昨年度仕入れた牛肉のうち、飛驒牛はわずか4%だった。県警は、松本社長が3年前から産地偽装をしていたとみている。

 飛驒牛は、岐阜県内で14カ月以上飼育され、3等級以上であることなどが条件とされている。