通商産業相などを務めた元自民党衆院議員の佐藤信二(さとう・しんじ)さんが死去したことが4日、分かった。84歳だった。関係者が明らかにした。

 佐藤栄作元首相の次男。安倍晋三首相からみると、祖父・岸信介元首相の弟が佐藤元首相で、信二さんは従叔父にあたる。日本鋼管社員を経て、政界に入った。1974年参院選の全国区で初当選、79年には衆院旧山口2区で当選した。竹下改造内閣で運輸相、第2次橋本内閣で通産相を務めた。小泉内閣が進めた郵政民営化に反対し、2005年7月の衆院本会議の法案採決を欠席。「郵政解散」後の衆院選には立候補せず、政界を引退した。

 沖縄への核兵器再持ち込みをめぐり、1969年に佐藤首相とニクソン米大統領(いずれも当時)が署名した秘密合意文書を保管し、その存在を2009年に明らかにした。