[PR]

 全国の高校生が議論して、直近1年の直木賞候補作から受賞作を選ぶ第3回高校生直木賞の選考会が4日あり、柚木麻子さんの「ナイルパーチの女子会」(文芸春秋)が選ばれた。

 高校生直木賞は、フランスの権威ある文学賞「ゴンクール賞」の候補作から高校生が自分の1冊を選ぶ「高校生ゴンクール賞」がモデル。明治大学の伊藤氏貴准教授が代表を務める実行委員会が主催している。今年は全国19校183人が選考に加わった。

 この日は文芸春秋(東京都千代田区)に19校の代表者が集まり、最終候補6作から受賞作を選んだ。本屋大賞を受賞した宮下奈都さんの「羊と鋼の森」や、青山文平さんの直木賞受賞作「つまをめとらば」を押さえ、「ナイルパーチの女子会」の受賞が決まった。

 参加した千葉県立鎌ケ谷高校の大芝嶺花さん(3年)は「受賞作を校内で読んだ時、現在や過去の悩み話が次々に出てきて非常に盛り上がりました。この本を他の人にすすめていいのかも迷ったりもしましたが、色んな意見が出ることや、登場人物たちへの共感を通し、自分たちの悩みも笑い話にできたらと思いました」とコメントした。(高津祐典)