鈴木逸弘
発展途上国での日本の気象分野の支援が始まり、40年余りたつ。かつては高価な観測機器の提供が中心だったが、近年は観測技術の指導などソフト面の支援に重点が移ってきた。新たな活動を支えるのは、気象庁OBの存在だ。
「天気予報が信頼されていない。日本では考えられないことが、この国の現実だ」
アフリカ南部のモザンビークの国家気象院で、観測技術や天気予報の指導に関わる元札幌管区気象台長の中井公太さん(65)の実感だ。毎日2回発表する予報の判断材料の多くは、隣国・南アフリカから提供される情報に頼る。精度が低いためか国民の関心も低い。
支援に関わって1年。中井さん…
この記事は有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。
この記事は有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。
この記事は有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。
この記事は有料会員記事です。
残り:1420文字/全文:1685文字
2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら
速報・新着ニュース
あわせて読みたい
PR注目情報
※Twitterのサービスが混み合っている時など、ツイートが表示されない場合もあります。
朝日新聞社会部