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 熊本地震で被災し、飼い主と過ごすことが難しくなったペットを預かる施設が今月中に、大分県九重町に開設されることが関係者への取材でわかった。「九州災害時動物救援センター」で、犬や猫など約100匹を受け入れる。もともと来年4月の開設をめざしていたが、熊本地震の発生で急きょ前倒しが決まった。

 環境省によると、災害時に都道府県境を越えて動物を保護する施設を設置するのは全国初という。センターは一般社団法人「九州動物福祉協会」(福岡市)が設置、運営し、九州地区獣医師会連合会などが協力する。災害時にはペットが被災地に残されたり、避難所で苦情が出たりする問題が起きるため、専門的なシェルターが求められてきた。

 同町にある九州電力所有の元キャンプ場の一部(約3万平方メートル)を借り上げ、古くなったバンガローなどを改修する。普段は引退した警察犬や盲導犬の受け入れ施設として使い、九州・山口・沖縄での災害時に動物を保護する。今回は緊急対応のため約100匹だが、将来的には最大500匹の受け入れが可能になるという。(加藤美帆)