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 日産自動車と三菱自動車は12日、日産が三菱自に2370億円を出資する資本業務提携で合意したと発表した。日産が三菱自の第三者割当増資を引き受けて約34%を握る筆頭株主になり、三菱自を事実上傘下に収める。三菱自の燃費不正問題は、業界の大型再編につながった。

 両社が同日、取締役会で議決し、そろって記者会見した。日産のカルロス・ゴーン社長兼最高経営責任者(CEO)は「この関係は両社の潜在力を引き出し合い、相乗効果を生かした成長につながる」と話した。三菱自の益子修会長兼CEOは、燃費偽装についておわびした上で、提携は「信頼の回復、経営の安定をめざす上で重要な道筋」と語った。

 三菱自をめぐっては、4月20日以降、軽自動車4車種の燃費の偽装などが次々と発覚。ブランド価値を損ない、業績の悪化が避けられない状況に陥っていた。日産の傘下に入ることで信頼回復を急ぎ、次世代の環境技術の競争力を磨く。

 日産が筆頭株主になるため、三菱自株を合計で3分の1持ち、経営を支援してきた三菱重工業、三菱商事、三菱東京UFJ銀行など三菱グループの影響力は弱まる見通しだ。

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