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 2020年東京五輪・パラリンピックの旧エンブレムの制作者が監修した景品のトートバッグで、自身のデザインを無断利用されたアメリカのデザイナーが、その絵柄を使った無料通信アプリ「LINE(ライン)」向けスタンプを作った。

 スタンプを作ったのは、ベン・ザリコーさん。赤い矢印形の看板に「BEACH」の文字をあしらったデザインをもとに、40種類の感情などを表すスタンプを作って10日、発表した。

 ザリコーさんによると、エンブレム騒動の渦中にあった昨夏、「ソニー・デジタルエンタテインメント・サービス」から赤い矢印を「騒動の象徴的なデザイン」としてスタンプ化したいと打診されたという。

 ソニーの担当者は「騒動のよしあしは別にして、話題のクリエーターということでお願いした」と話す。

 ザリコーさんは「様々な感情を持たれているデザインだが、楽しい苦労だった」といい、約100個のデザイン案を制作したという。スタンプは「BEACH」のほか「TOKYO」や「Hurry Up!」などの種類がある。

 ザリコーさんはこれまで、フェイスブックで独自のエンブレム案を発表するなど、騒動以来、積極的に東京五輪に関わってきた。取材に対して、「日本とアメリカをつなぐ企画に携われて幸せ」とコメントした。(牛尾梓