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 農業をテーマにしたドキュメンタリー映画を撮り続けている川越市在住の映画監督・原村政樹さん(59)が、同市や所沢市、三芳町の「ヤマ」(雑木林)と、そこで農業を営む人たちを描く映画「武蔵野」(仮題)を撮影中だ。農業関係者ら有志が先月立ち上げた製作委員会が、資金調達のため「市民プロデューサー」を募集している。

 原村監督は、山形の「農民詩人」木村迪夫さんの生き様を追った「無音の叫び声」で2度目となる農業ジャーナリスト賞を受賞した。今回は、ヤマの四季の移ろいを軸に、落ち葉で堆肥(たいひ)をつくる昔ながらの循環型農業を続ける農家、ヤマの再生に取り組むボランティアたち、かつては「利用価値なし」とされた林の雑木を利用して家具創作に挑む木工家ら「ヤマを取り巻く人々」を描くという。

 原村監督は「人々が雑木林の恵みで暮らしている様子を通して、家族とは、仕事とは、地域とは……といったことを改めて考える映画にしたい」と話す。

 昨年10月から撮影に入っており、公開は2017年10月の予定。市民プロデューサーは、支援金を出したり、映画完成後の自主上映会に協力したりする一方、映画のエンドロールに名前が載る。参加希望者は製作委員会の鈴木さんへ電子メール(suzutoshi0620@nifty.com)で。(西堀岳路)