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 終戦直後に警察官になって野毛(横浜市中区)の交番に配属され、結婚してそのまま野毛に暮らすようになった伊奈正司さん(90)が、空襲の焼け跡に闇市が立ち並んだ当時の野毛をイラストと文章にまとめ、出版した。米兵や博徒が行き交い、人情にもあふれた街を、愛情を込めて描いた。

 「立ち番をする時はここに立っていたんだ。同じところに立ってるのはつらいからね、電話の聞こえる範囲で動いてた」。伊奈さんはそう言って、都橋の上まで歩みを進めた。大岡川のほとりの伊勢佐木署都橋交番の場所は今も変わらない。

 房総半島の生まれ。陸軍に入った翌月に終戦を迎え、消防勤務を経て1948年に警察官になった。

 警察学校で2カ月間の座学を受…

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