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 放送倫理・番組向上機構(BPO)の放送人権委員会は16日、フジテレビが2015年2月に放送した情報バラエティー番組「カスペ!『あなたの知るかもしれない世界6』」について「(取材先に)番組の趣旨や取材意図について十分な説明を怠っており、放送倫理上問題がある」と指摘。再発防止などを求める委員会決定を発表した。

 番組では、事実のみを集めた話として、自転車事故の被害者が「当たり屋」だったという再現ドラマを放送。番組冒頭で事故防止を訴えるインタビュー映像を流された自転車事故遺族の男性が、「当たり屋を取り上げることは知らされていなかった。自分も当たり屋であるかのような誤解を視聴者に与えかねず、名誉を侵害された」などとして審理を申し立てていた。

 フジテレビは「決定を真摯(しんし)に受け止め、今後の番組制作に生かして参ります」とのコメントを発表した。