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 四国電力が今夏の再稼働をめざす伊方原発3号機(愛媛県伊方町)を巡り、愛媛県の住民らが月内にも運転差し止めを求める仮処分を松山地裁に申請する方針を決めた。伊方原発付近には国内最大規模の活断層「中央構造線断層帯」が通り、熊本地震を受けて住民らは「伊方付近でも地震が起きる恐れがあり、緊急性が高まった」と判断したという。

 住民らは東日本大震災があった2011年、伊方1~3号機の運転差し止めを求め提訴している。仮処分はすぐに法的な拘束力を持つが、審理が遅れることを懸念し、申請を見送っていた。

 伊方3号機については県と町が昨秋、再稼働に同意。原発の新規制基準に基づく原子力規制委員会の審査も終了し、現在は規制委が設備の使用前検査をしている。

 伊方3号機の運転差し止めを求める仮処分は、3月に広島県民らも広島地裁に申請している。(宮田裕介)