天皇、皇后両陛下は19日、熊本地震後、初めて熊本県の被災地を訪れた。被害の大きかった南阿蘇村と益城町の避難所を訪れ、被災者らと対面した。

 宮内庁によると、両陛下は熊本空港から南阿蘇村に向かう自衛隊ヘリの中で、崩落した阿蘇大橋と、東海大学の学生が犠牲になったアパートの現場の説明を受け、黙禱(もくとう)を捧げた。また、西原村や益城町、熊本市東部の上空でも視察しながら黙禱したという。

 両陛下は地震直後から被災状況を気にかけ、一日も早い訪問を望んでいた。

 過去の震災でも、長崎県の雲仙・普賢岳噴火(1991年)、阪神大震災(95年)、新潟県中越地震(2004年)などの被災地を訪問。東日本大震災(11年)では、天皇陛下が震災5日後に国民向けのビデオメッセージを発表し、その後何度も被災地を訪れている。