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 東京都小金井市で21日、武蔵野市在住の大学3年生冨田真由さん(20)が刃物で刺されて重体となった事件で、逮捕された男が「京都から当日上京し、駅で2~3時間待ち伏せした」と供述していることが捜査関係者への取材で分かった。「殺すつもりだった」とも話しているといい、警視庁は23日、男を殺人未遂と銃刀法違反容疑で送検した。

 逮捕されたのは、京都市右京区太秦中筋町の会社員岩埼(いわざき)友宏容疑者(27)。捜査関係者によると、自宅アパートを21日午前に出て、新幹線で上京したという。調べに対し、「彼女(冨田さん)に会うためだった」と話しているという。

 冨田さんはアイドル活動をしており、岩埼容疑者はファンだった。冨田さんは21日夜に小金井市のビル内でライブに出演予定で、岩埼容疑者は近くのJR武蔵小金井駅で2~3時間待ち続けたという。駅で冨田さんを見つけて後をつけ、ライブ会場のあるビル敷地内で冨田さんを襲った、と警視庁はみている。

 捜査関係者によると、岩埼容疑者は1月17日のライブ後に冨田さんに時計などのプレゼントを渡したが、冨田さんは4月下旬に送り返したという。岩埼容疑者のものとみられるツイッターには、そのことを恨む内容を、4月28日に冨田さんのツイッターに送信した記録があった。岩埼容疑者は事件の動機について「プレゼントを返され、憤慨した」と供述したという。

 岩埼容疑者は冨田さんのツイッターにメッセージ送信を繰り返していたが、冨田さんは4月28日ごろに岩埼容疑者からの送信をブロックした。だが、自身に関する書き込みを友人のツイッターにまで送られ始めたため、5月9日に武蔵野署を訪れ、「友達にまで迷惑をかけているから、書き込みをやめさせて欲しい」と訴えていたという。

 警視庁は23日、岩埼容疑者の自宅アパートを家宅捜索し、女性用の腕時計など33件を押収した。