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◆チェルノブイリ特別編:1

 1986年の大事故から30年たち、旧ソ連ウクライナのチェルノブイリ原発周辺では、ある種のにぎわいが生まれつつある。

     ◇

 チェルノブイリ原発から15キロ離れた制限区域内の街チェルノブイリに、カフェを備えた小ぎれいな宿泊施設を訪れた。駐車場には、小型バスが何台も立ち寄って、乗客を降ろしていく。

 乗客は国内外の観光客たち。お目当ては、原発と、近くの廃虚都市プリピャチだ。ウクライナの首都キエフでは、「チェルノブイリ・ツアー」などと銘打った日帰りツアーが、100~150ドル程度と手頃な価格で提供されており、彼らはそうしたツアーに参加している。ツアーに参加すれば、制限区域に入る手続きを業者任せにできる。

 そのカフェで働くダリア・バーシュクさんは、「今年は去年より多いわね。事故後、30年だからかしら」と話した。観光客でも、特に外国人観光客は、このカフェにとって割増料金を課せる「おいしい客」だ。

 制限区域で働く人々のうち、半ば副業的にガイドなどとして働く人も多い。「廃虚観光」が制限区域に雇用を確実に生んでいる。

 正規の観光客以外に、「ストーカー」と呼ばれるチェルノブイリ愛好者も過去5年ほどで増えてきた。こっそり制限区域内に入り、廃虚を探検する10代後半から20代の若者たちだ。「ストーカー」とは、2007年に第1作が発売され、シリーズ累計500万本近くが売れたパソコンゲームシリーズのタイトル。原発事故の影響で突然変異した生物などと戦う設定だ。

 有名ストーカーでキエフ在住の…

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