[PR]

 普段はあまり注目されない地方議会の話題が、ネットで「全国区」になった。何が起きたのか。

 「神奈川県議会」という言葉がツイッターで次々につぶやかれたのは、12日のことだ。「共産党へのレッドパージだ」「民主主義に反する」――。朝日新聞社の分析では、1日で約2万8千件に達した。地方議会の話題としては異例の多さだった。

 県議会の議会運営委員会では11日から、共産会派に代表質問を事実上させなくする案が審議されていた。「共産は同じような不手際を繰り返している。いじめではなく、あまりに未成熟で限界だ」。12日未明、自民議員が主張。公明、民進なども賛同の意向を示し、審議は断続的に続いた。この模様を傍聴者がネットで発信、騒ぎは全国に広がった。

 議会の内輪もめは、昨年4月の県議選で、それまでゼロだった共産が6人当選したことが発端だった。共産議員が確証なく「行政からの圧力で発言が止められた」と発言したことなどを、他会派が「ルールに反する」と問題視。共産も非を認め、2月議会では代表質問を辞退したが、その後もブログに正式決定ではない内容を記したり、本会議で請願の賛否を間違えたりしたため、問題がこじれた。

議員も無視できず

 反響は、リアルな場にも。連日の議運の傍聴は史上初めて抽選となり、県庁前ではプラカードを掲げて抗議する人の姿もあった。12日未明の採択の直前、議長が「打開策を協議する努力を」と各会派に要請。質問制限までは求めず、共産に対して「これまで引き起こした事態の猛省を求める」内容の決議案を共同提案することで決着した。決議案は16日の本会議で、傍聴席の市民の声に議員が「出てけ」と応酬する中、賛成多数で可決された。

 賛成した会派のある県議は「元々、質問制限までするのは理由付けが難しいとは思っていたが、共産がネット上で他党を批判し、参院選を前にイメージがよくないと感じた。決議はいい落としどころ」と話す。

 一方、当の共産議員は「傍聴者はうちの支持者ではなく、知らない顔ばかり。ここまで騒ぎが大きくなるとは」と困惑顔。決議に法的効力はなく、代表質問は続けるという。

 県議会のごたごたは、外からはどう見えたのか。

 傍聴した横浜市の保育士(55…

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

980円で月300本まで有料記事を読めるお得なシンプルコースのお申し込みはこちら