力丸祥子
「トトロの樹(き)」と呼ばれて地域の人たちに親しまれているケヤキの大木が、杉並区西荻北4丁目にそびえている。伐採や立ち枯れの危機もあったが、地元住民がまちのシンボルとして守ってきた。その歴史を伝えようと住民たちは5月、絵本をつくった。タイトルは「坂の上のケヤキ キセ木の物語」――。
「わたしは、伐(き)られてしまうかもしれないんですよ……」。物語で、ケヤキがそう語る。伐採計画を知った住民たちは、力を合わせて反対署名を集めて木を守る。絵本は実話に基づくストーリーだ。
JR西荻窪駅から歩いて約10分の住宅街。高さ約23メートル、幹の周囲約5メートルで、大きく広げた枝に緑色の葉を茂らせたケヤキの大木。その姿は映画「となりのトトロ」に出てくる木に似ていると評判になり、ファンも訪れる地元のシンボルだ。
一帯では2008年、マンショ…
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