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 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は26日、大樹町の航空宇宙実験場で行う今年度の大気球などを使った実験計画を発表した。火星探査用飛行機の開発に向け、実機に見立てた飛行機の初の飛行実験などが柱で、11月にかけて実施する。

 実験用の飛行機は長さ約2メートル、翼長約2・6メートル。大気球(直径63メートル)で火星の大気環境に近い高度35キロ付近まで飛ばして滑空させ空力データなどを取得する。火星の飛行環境を地上で得ることは難しく、得られたデータを地上実験で利用する。6月上旬までの打ち上げを目指して準備を進めている。

 このほか、現在使っている大気球の能力をさらに高めた「スーパープレッシャー気球」を飛ばす実験もする。大気球に強力な繊維でできた網をかけて耐久性を高め、将来的には観測機器を積んで30日~100日にわたって飛ばせることを目指している。(池田敏行)