【動画】アーチェリーの大塚忠胤選手=金川雄策撮影
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 9月7日開幕のリオデジャネイロ・パラリンピックまで、30日であと100日。活躍が期待される選手らを、5回にわたって写真で紹介します。

アーチェリー

 狙うのは、50メートル先にある直径48センチの的。大塚忠胤(ただつぐ)選手(48)は、左手で弓を持ち、口で弦を引っ張る。照準を定めた瞬間、わずかに口を開き、矢を解き放つ。

 射る力を最後まで支えるのが、左の犬歯だ。自作の約3センチ大の「嚙(か)み板」を弦に取り付け、上下2本の尖(とが)った歯でグッと嚙み、引き絞る。「硬さ、厚みが一番いい」と、嚙み板の素材は犬の散歩用のリードを短く切ったものを愛用する。

 18歳の時にバイク事故で頸椎(けいつい)を痛め、右腕は動かない。競技歴は今年で14年目だが、パラリンピック出場は一度もない。来月はその大舞台への出場をかけた最終選考会(チェコ)に挑む。「自分の力を出せれば決して無理じゃない」(榊原一生)

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