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 「核なき世界」の実現を訴えたプラハ演説から7年。オバマ米大統領が27日、現職の米大統領として初めて被爆地・広島を訪れた。慰霊碑に花を捧げ、被爆者と対話し、核廃絶への道を歩き続けると誓った。被爆者は「これからが大切」と、核超大国のリーダーの背中を押した。

 日没まで、あと2時間。気温は25度を超え、夏のような暑さだった。

 午後5時25分、西日が差す平和記念公園。オバマ大統領が黒い専用車から濃紺のスーツ姿で降り立った。

 まず訪れたのは広島平和記念資料館(原爆資料館)。被爆地が来訪を待ち望んだ場所だった。被爆10年後、12歳で亡くなった佐々木禎子さんが白血病の回復を信じて折り続けた折り鶴などの遺品を見た。

 オバマ氏は自ら折った和紙の折り鶴4羽を資料館と子どもたちに渡した。

 「私たちは戦争の苦しみを経験しました。共に、平和を広め核兵器のない世界を追求する勇気を持ちましょう」。芳名録に英語で書き、署名をした。

 約10分後、館を出たオバマ氏の表情は厳しく、口を固く結んだまま。安倍晋三首相と並び、原爆死没者慰霊碑へ。74メートルの石畳の参道を進む間も表情を変えなかった。

 「安らかに眠って下さい 過ちは繰返しませぬから」。そう刻まれた碑の前で立ち止まった。昨年8月5日までに亡くなった原爆の犠牲者29万7693人の名前を記した名簿が石室に納められている。

 オバマ氏は両手で白い花輪を受け取ると、ゆっくり歩み寄って手向けた。10秒ほど静かに目を閉じた。

 赤く燃える平和の灯、その先に…

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