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 原爆投下から71年、米大統領の訪問を待ちわびた被爆者がいる。広島市の平和記念公園にある原爆供養塔を40年以上守り続けた佐伯敏子さん(96)。引き取り手のない7万人の遺骨が眠る供養塔も参り、死者の声を聞いてほしい――。視力を失い、寝たきりのベッドで声を振り絞った。

 「オバマ大統領がきょう、広島を訪問」

 広島市内の介護施設。27日午前9時前、枕元のラジオからニュースが流れると、左耳のイヤホンにそっと手を当て、あの日の光景を思い浮かべた。

 「大事な大事な命なのにみんな殺されたんですよ。死んだのではありません。原爆で殺されたんです」

 1945年8月6日。

 佐伯さんは、今の広島市安佐南区にあった親戚の家を訪ねていた。そこに長男が疎開していた。

 午前8時15分。爆撃機に気づいた瞬間、空が光った。巨大なきのこ雲が街の中心部に見えた。その下に母と妹がいるはずだった。

 真っ赤にやけどをした人たちが…

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