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 オバマ大統領の広島訪問について、AP通信は速報を流し、米国の主要ケーブルニュース局も演説を生中継した。ただ、長時間にわたる特別放送はなく、淡々とした伝え方だった。

 オバマ氏が広島に到着し、献花をしたのは米東部時間27日午前5時前。「オバマ氏の和解のしるし」というテロップを画面に出したCNNをはじめ、ケーブル各局は献花の様子や演説をすべて伝えた。

 だが、安倍晋三首相の言葉はほとんど中継されず、最も長く伝えたMSNBCも途中でスタジオからの解説に変わった。保守的なフォックスニュースは「トルーマンの命令について謝罪せず」と表現し、式典の終了前には米国内の気象災害のニュースに切り替えた。

 米国の新聞社のウェブサイトは、「広島で、オバマ氏が『道徳上の革命』を呼びかける」(ニューヨーク・タイムズ)、「オバマ氏が広島を訪問、核廃絶を呼びかける」(ワシントン・ポスト)などと表現し、トップニュースで伝えた。

 報道の多くは「謝罪はなかった」と評価しているが、例外もある。27日付ニューヨーク・ポストは、ブッシュ政権で国連大使を務めたジョン・ボルトン氏の寄稿を載せ、ウェブサイトで「オバマ氏の恥ずべき謝罪ツアーが広島に到着した」と見出しを付けた。同氏はラジオでも「謝罪ツアーの一環だった」と語った。(ニューヨーク=中井大助

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