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 防衛省は30日、南米で7月13日に打ち上げ予定だった軍事通信衛星「Xバンド防衛通信衛星」が輸送中に損傷したおそれがあり、延期の可能性があると発表した。衛星を包んでいるコンテナがへこんでおり、中の機材に影響が出ているか調べ、改めて発射時期を決める。

 防衛装備庁によると、コンテナは民間輸送機で運ばれ、26日に発射場のあるフランス領ギアナに到着。27日にコンテナの側面に約45センチのくぼみ2カ所が見つかった。空輸中の気圧の変化で生じた可能性があるという。

 Xバンドは軍事通信用に使う周波数帯域で、自衛隊が弾道ミサイル防衛(BMD)や大規模災害などの際に、指揮、命令などに使う。(二階堂勇)