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 津波で被災した日本キリスト教団新生釜石教会(釜石市)のグランドピアノが1日、修復を終えて教会に戻ってきた。教会は5日午前11時から復活記念コンサートを開く。

 ピアノは1日午前、修復を手掛けていたさいたま市の工房からトラックで届き、礼拝堂に運び込まれた。信者が弾くと、荘厳な音色が礼拝堂に響き渡った。「潮をかぶってひっくり返っていたのがうそのよう」「直って良かった」という声が聞かれた。

 震災時、礼拝堂は1階天井まで浸水し、ピアノも一部音が出なくなった。柳谷雄介牧師(47)が「傷を負いながらも復活する釜石の象徴に」と修復を決意。だが、多くの信者が「礼拝堂の修理が先」と反対した。昨年、柳谷牧師が改めて提案し、修復にこぎ着けた。

 5日は釜石市出身のピアニスト小井土文哉さんがシューマンやショパンの曲を演奏するほかピアノの伴奏で賛美歌を歌う。入場無料だが自由献金方式。問い合わせは柳谷牧師(080・6003・9147)へ。(星乃勇介)