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 自転車で信号無視や一時不停止などの「危険行為」を繰り返した人に有料の講習を義務づける制度が昨年6月にスタートして1年。この間に講習を受けたのは24人だったことが警察庁のまとめでわかった。全国の警察が確認した危険行為は1万5131件に上った。

 講習を受けたのは大阪府11人、東京都4人、兵庫県3人、岡山県2人で、愛知、京都、愛媛、福岡各府県が1人。10~30代が17人を占め、その多くがブレーキのない「ピストバイク」などブレーキ不良の自転車を運転していた。

 警察が確認した危険行為では信号無視が最も多く、遮断機を無視して踏切内に入る違反、携帯電話を使いながら運転して事故を起こすなどの安全運転義務違反、一時不停止と続いた。10~30代で半数を超え、大阪府(5126件)、東京都(3581件)、兵庫県(2054件)がワースト3だった。

 制度は14歳以上が対象で、危険行為に該当する違反をし、刑事処分の対象になる「赤切符」を切られるか、交通事故を起こして検挙されると、警察のシステムに氏名や違反内容などが登録される。これを3年間で2回繰り返すと、3時間の有料講習を受けなければならない。従わないと5万円以下の罰金が科される。(伊藤和也)