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 20日の「世界難民の日」にあわせ、日本で暮らす難民たちの存在を知ってもらおうという写真展が東京都内で開かれる。NPO難民支援協会(東京)と、写真家の宮本直孝さんが共同企画した。

 協力したのはシリアやミャンマー、クルドなどの難民28人。在住年数は約1年から約30年とさまざま。中には日本で生まれ育った「2世」もいる。

 被写体の1人になったエチオピア出身のゲビレ・ブルクタウィットさん(34)は母国で反政府活動のビラを印刷するなどして独房に勾留された。2007年、野党メンバーである証明書や逮捕状などを隠し持って来日。しかし、成田空港で入国を拒否されて法務省入国管理局の施設に延べ1年半以上、収容された。09年には強制送還のために空港まで連行されたが、送還直前に空港から電話で弁護士と連絡を取ることができ、ぎりぎりで難民申請が間に合った。翌年、裁判を経て難民認定された。「日本では、難民はまだまだ知られていない。もっと知ってもらえたら」と話した。

 写真展は20日~26日まで、東京メトロ表参道駅のコンコース(B1出口付近)で開かれる。(鬼室黎)