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 国際サッカー連盟(FIFA)は3日、ブラッター前会長ら幹部3人に対して2011年から15年までの5年間に総額7900万スイスフラン(約86億円)の不自然な報酬が支払われていたとする内部調査結果を発表した。

 3人は、ブラッター氏のほか、バルク前事務総長、財務を取り仕切ったカットナー前事務総長代理。ブラッター氏はFIFAの金を不正支出したとして、バルク氏はワールドカップ(W杯)のチケットの不正販売を助長したなどとして、倫理委員会からそれぞれ資格停止処分を受けた。カットナー氏も今回の問題でFIFAを解雇になっている。

 FIFAから委託を受けた法律事務所の内部調査結果によると、3人の雇用契約などが不自然に変更されていたという。W杯の開催ごとに多額のボーナスが支払われたり、契約期間が適切ではない時期に延長になったり、3人に多額の金が入るようになっていた。一部は、スイスの法律に違反する疑いがあるという。

 スイスの検察当局はブラッター氏とバルク氏の不正を捜査中で、2日にもこれまでの事件の証拠集めのため、スイス・チューリヒにあるFIFA本部を再捜索した。今回の内部調査の結果はスイスの検察当局に情報提供されており、今後、FIFAの汚職問題を捜査している米司法省にも共有されるという。(河野正樹、松尾一郎)

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