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 紀元前14世紀の古代エジプトの王ツタンカーメンのミイラとともに見つかった金属製の短剣が、地球に落ちた隕石(いんせき)に含まれる鉄で作られたとみられることがわかった。当時は鉄鉱石から鉄を精錬する技術がエジプトに広まる前で、人々は空から落ちてきた鉄隕石を貴重品として扱っていたらしい。

 イタリア・ミラノ工科大やエジプトなどの研究チームが、国際隕石学会の専門誌(電子版)に論文を発表した。短剣は1920年代に発掘されたツタンカーメンのミイラとともに見つかった2本のうちの一つ。遺体の腹部に置かれた短剣はすでに利用が進んでいた純金製だったが、右太ももに置かれたもう1本は当時としては珍しい鉄製だった。

 研究チームは、カイロの博物館に保管されている短剣の成分を、傷などを付けずに調べられる蛍光エックス線分析装置で測定。鉄以外にニッケルが重量比10・8%、コバルトが同0・58%含まれることなどを突き止めた。この比率は、鉄を主成分とする隕石によく似ているほか、古代の鉄器のニッケル含有率(4%以下)を大幅に上回ることなどから、隕石由来の鉄を加工したと結論づけた。

 論文によると、古代エジプト文…

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