[PR]

 新潟県警がオレオレ詐欺に関与した疑いで逮捕した男から、現金自動出入機(ATM)から現金を引き出す方法や注意点などが書かれた「手順書」を押収していたことが、県警への取材で分かった。全国のATMで5月、偽造カードを使って短時間に約18億6千万円が一斉に引き出された事件に関連している可能性があるとみて捜査している。

 県警は5月、新潟県新発田市の70代女性に警察官などをかたって電話をかけ、現金100万円をだまし取ったとして、東京と埼玉などに住む24~26歳の男3人と、東京の16歳の少年を5日までに詐欺容疑で逮捕。県警捜査2課などによると、その後の捜査で、このうちの一人の関係先から手書きの手順書が見つかったという。

 18億6千万円が引き出された一連の事件では、南アフリカの銀行が発行したクレジットカードの情報を書き込んだ偽造カードが使われており、手順書にはATMにカードを挿入した後の操作方法のほか、1回10万円を限度に計5回まで引き出せるという注意書きがあった。また、今回の偽造カードが使えるATMが置かれているコンビニの名前も書かれていたという。

 一連の事件で警視庁などは、現金を引き出した窃盗容疑などでこれまでに別の3人を逮捕している。