拡大する写真・図版 早朝、鶏舎から出された大和肉鶏。暗い鶏舎から急に明るいところへ出たためおとなしくなってしまった=奈良市阪原町、遠藤真梨撮影

[PR]

(取材余話)「奈良にうまいもんなし」の噂を検証

 今回の取材で、鶏をしめる作業を初めてみた。ナイフを持った養鶏家の中家雅人さん(36)の動きに、ちゅうちょはない。一言も話さず、作業は淡々と続いた。首の脈を切られた鶏がばたばたとする姿は残酷に映った。

 弟の智さん(30)も「最初はつらかった」と話す。「だけど自分で育てて自分でしめる。命のありがたみに触れられる仕事だと気づいた」。兄と2人で、約7千羽の鶏の世話に精を出している。

 1982年に生産が始まった大和肉鶏。生みの親、奈良県畜産試験場(現・県畜産技術センター)の元研究員の甲斐博文さん(76)に取材を申し込むと、最初は「30年以上前でほとんど覚えていないよ」。だが、自宅で話を伺うと、次第に口調は熱を帯びた。

 学生時代は、信州大で鶏の畜産…

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

【5/12まで】デジタルコース(月額3,800円)が今なら2カ月間無料!詳しくはこちら