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 佐賀県がフグ肝の食用解禁を国に求めていることをめぐり、フグの本場・山口県下関市の中尾友昭市長が「食文化から言っても邪道」と批判した。これに対し、山口祥義(よしのり)・佐賀県知事は7日、「食べられるようにしてきたのが食文化。何をおっしゃっているのか、よくわからない」と反論した。

 佐賀県は、養殖トラフグ1匹ずつの飼育歴を把握すると同時に、全ての肝を検査し、毒が検出されなかったもののみ提供できるようにしたい、と国に申請している。

 中尾市長は5月30日の記者会見で「食文化から言っても邪道」「『肝臓を食べても大丈夫』という誤った認識が世間に広がりかねない」などと批判した。

 山口知事は7日の定例記者会見で「県でも(第三者委員会による)審査を何度もやっている。国の食品安全委員会の技術的な見地からの答申をしっかり尊重すればいい」と反論。中尾市長が言った「食文化」についても「今まで(食べて)どうかという物を、みんなで頑張って食べられるようにしてきたのが食文化。ちょっとよくわからないですね、何をおっしゃっているのか」と述べた。(菅原普)