朝日新聞所蔵の10万枚以上の皇室写真からえりすぐりを紹介する「皇室写真館」。天皇、皇后両陛下は5月19日、地震被害にあった熊本県を見舞いに訪れましたが、今回は1962年、皇太子ご夫妻時代の熊本訪問を特集します。

 両陛下は5月2日から13日間にわたり、宮崎、鹿児島、熊本の3県を旅行しました。天皇陛下にとっては初の九州訪問で、そのうち、熊本県は10~14日の日程でした。朝日新聞が作製した旅程表から訪問先の多さ、移動距離の長さに驚かされます。

 球磨郡上村(現・あさぎり町)で、両陛下は保育園の滑り台に幕を張った「特設展望台」にあがりましたが、子どもたちも予定外に登ってしまうハプニング。両陛下が移動に使った列車は、両陛下の車両と一般乗客の車両が連結したタイプで、乗客が両陛下を一目見ようと窓から身を乗り出しています。いずれも今では考えられない珍しい光景です。

 今回の地震で被害のあった南阿蘇村(当時は阿蘇郡長陽村)にも足を運び、牛の放牧農家と交流しました。熊本城では復元されたばかりの天守閣を見て回りました。